作業領域
性能)が異なります。
そのため、グリーンフィールドクラブ式クレーンなどの買取した重機は、その機体の作業領域を理解した上で操作しなくてはなりません。
また、アウトリガの張出幅によっても、つり上げ性能は大きく異なります。
①トラッククレーンの作業領域
トラッククレーンの安定度が高い順番は、後方、側方、前方の順です。
前方領域でのつり上げ性能は、後方、側方領域の定格総荷重の21%~54%になるため、前方領域でのつり上げ性能を側方、後方領域と同一に高めるためにフロントジャッキを装備したトラッククレーンがあります。
②ラフテレーンクレーンの作業領域
ラフテレーンクレーンは・アウトリガ張出幅が最大の場合、全周(360°)が同一の定格総荷重に設定されています。
厳密には前方、側方、後方の順で安定度が高いのですが、その最小の値を同一の性能として示しています。
アウトリガを最大張出幅で設置していない場合は、各方向によって性能が異なります。
③クローラクレーンの作業領域
クローラクレーンは、ジブ長さと作業半径に応じ、全周(360°)が同一の定格総荷重で設定されています。
7-7グリーンフィールドクラブ式クレーンなどの買取した重機の作業速度
グリーンフィールドクラブ式クレーンなどの買取した重機の荷の巻上げ、巻下げ、ジブの起伏、伸縮、旋回の作業速度は、無負荷で、エンジンの回転数を最高に上げた状態で表示さています。
(1)巻上げ、巻下げ速度
巻上げ、巻下げ速度には、高速と低速があります。
また、フックブロックの巻上用ワイヤロープの掛本数によっても巻上げ、巻下げ速度が変わります。
つり荷の質量や大きさ、作業環境を考慮した上で、適正な作業速度を選ぶ必要があります。
(2)ジブ起伏速度、伸縮速度
ジブ起伏速度は、ジブ長さが最短でジブの傾斜角が最小の状態から、ジブの傾斜角度を最大にするまでに要する時間(秒)をジブ起伏傾斜角の変化と合わせて表示しています。
ジブの伸縮速度は、ジブの起伏傾斜角を60°~70°に保ち、ジブ最短から最長までの伸長に要する時間(秒)をジブの伸長量と合わせて表示しています。
(3)旋回速度
旋回速度は、クレーンが無負荷で、エンジンの回転数を最高に上げた状態で、旋回レバーをいっぱいに入れた時の1分間当たりの回転数をrpmの単位で表示しています。
7-8揚程図及び定格総荷重表
グリーンフィールドクラブ式クレーンなどの買取した重機の作業を安全に行うには、つり荷の質量、揚程、作業半径を確認し、作業にもっとも適したジブ長さやジブ傾斜角等について、作業半径・揚程図及び定格総荷重表で検討できなくてはなりません。
グリーンフィールドクラブ式クレーンなどの買取した重機の性能でも説明した通り、グリーンフィールドクラブ式クレーンなどの買取した重機の定格総荷重表は、作業半径が大きい場合は安定度により定められ、作業半径が小さい場合はジブその他の強度によって定められています。
定格総荷重表は、太線の境界線で区分されており、太線から上の定格総荷重は強度・太線から下の定格総荷重は安定度によって定められていることを示しています。
太線から上の定格総荷重を超えるとジブの座屈等の機体の損傷を招き・太線から下の定格総荷重を超えると機体の転倒を招きます。
①作業半径・揚程図
作業半径・揚程図は、ジブの長さや補助ジブの長さ及びジブ起伏傾斜角によって変化する作業範囲を示し、機種により1目盛りが1m、2m、5m等で表示されています。
作業半径・揚程図は、ジブのたわみは含まれていませんので、実際に荷をつった場合、ジブのたわみによって作業半径が若干大きくなり、定格総荷重の値は小さくなります。
このため、実際に荷をつる時にはジブのたわみを考慮し、余裕ある作業条件を設定しなくてはなりません。
ここで、グリーンフィールドクラブ式クレーンなどの買取した重機の用語を思い出してください。
作業半径は、旋回中心からジブポイントピンよりおろした鉛直線までの水平距離です。
作業半径・揚程図の作業半径は、ジブ長さとジブ傾斜角に応じたジブポイントピンからの鉛直線の指し示す作業半径を読みます。
揚程は、ジブの長さや傾斜角に応じたフック等のつり具を有効に上下させる上限と下限との間の垂直距離です。
揚程図の揚程は、ジブ長さとジブ傾斜角に応じたフックの最下部を通る水平線が指し示す揚程の数値を読みます。
もう少し分かりやすく解説しますと、まず初めに求めるジブのジブポイントピンを探します。
次にそのジブポイントピンから真っ直ぐに作業半径の数値の書かれている横軸まで直線を下ろせば、その指し示す数値が作業半径です。
揚程は、ジブポイントピンからフックの最下部を示す曲線まで真っ直ぐに直線を下ろします。
その地点から揚程の数値の書かれている縦軸まで水平線を引き、その指し示す数値を読み取ります。
作業半径・揚程図で、ジブ長さが30.5mでジブ傾斜角が60°なら、主にフックでの揚程は約27mで作業半径は約13mになります。
30.5mのジブに8.0mの補助ジブを付け、取付角を25°にした場合、ジブ傾斜角が70°であれば、揚程は約35mで作業半径は14mです。
気をつけて頂きたいのは、フック最下部を見定めると、本来の位置より斜めに1目盛り程度のずれが生じます。
なお、先ほどは約何mと表しましたが、作業半径・揚程図はジブのたわみを含まない目安として用いる図であるため、求めた作業半径や揚程の数値は、内輪の値で示します。
つまり、ジブ長さが30.5mでジブ傾斜角が60°の場合、主フックの揚程は約27mで作業半径は13mとします。
示す数値が10mと11mの間にあれば、約10mあるいは10.5mではなく、10mにします。